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「からだ」のブログ

第10回『マイクロバイオーム』農園

「からだ」のブログ 

色々な先生が「厄介。」と評する腸管カンジダ除菌。

「カンジダはびこっちゃってやだー!」と叫んでから半年。

これを書いているということは、「ほぼ」成功したと思っているのでやっと書ける訳ですが、

なぜ大変か、皆さんの腸のお土=『マイクロバイオーム(微生物叢)』の参考になるように

書きたいと思います。

 

まず、皆さんはそれぞれ「マイクロバイオーム」というという広大な農園を自分の体に持っている

と想像してください。

この農園の生き物は約40兆個でちょうど我々人の細胞と同じぐらいです。

この農園に何が育つかは、それぞれの生活環境や食べ物によって変わるのでひとりとして

同じ人はいません。

実は皆さん、食べたものはそのまま消化され自分の栄養になると思っていますが、

そうではありません。

我々はしているのは、この農園で使われ易いようにせっせと材料を細かくしているだけで、

それを餌や肥料として生産される「マイクロバイオーム」農園の実りを収穫吸収して生きているので

す。(それはビタミン類・短鎖脂肪酸・各種アミノ酸・セロトニン・GABAなどのホルモンなどなど)

そしてこのマイクロバイオームは、腸だけではなく皮膚や、膣といった外界を接するところには

いたるところにいて、我々を守ってくれています。

いわば我々の体の最外層が細菌叢のバリアなのです。

なので、どれだけ豊かな細菌叢バリア=農園を持つかが、我々の真の健康の必須事項なのです。

 

カンジダ菌は「かび」です。

「かび」は真菌のことで、この地球で最も古い多細胞生物であり、人なんかは足元にも及ばない

生命力です。

この大先輩は誰の体にもいるのですが、宿主の免疫力が低下すると形態を変えて増殖します。

ちょうど古くなったパンにカビが生えたり、管理の悪い家の隅にカビが生えたり・・・

まん丸い体から足を伸ばし、農場の土にがっちり足を伸ばし食い込んで行きます。

そうして足を伸ばすのでなかなかこそげ落とすことができず、伸ばした足から亀裂が走り

色々な毒物が体の中に染みこんでしまいます。

さらに増えると今度はバイオフィルムという殻を自らの周りに作り出し、

いかなる攻撃も防御します(ポケモンの進化系みたいに形態が変わる)。

 

そうなんです。

我々の自己管理が悪いとラスボス的長老に取って代わらられるのです。

もちろん抗真菌剤もありますが、ダイオフ現象といって一気に除菌すると

菌体から有害金属やアンモニアが放出され結構辛い目にあいます。

そして自分の生活を変えなければ、カラダにダメージを残しあっという間に逆戻りです。

私も初めは栄養療法の先生について始めましたが、そこは食事やライフスタイルは問わず

高価なサプリをガンガン飲む方式で、長引く治療とダイオフ(私の場合は口内炎と膝関節痛)

に悩み3ヶ月で離脱。治してもらおうという意識がいけなかったんだと反省し、

グルテンフリーカゼインフリーおよびより安価な治療法を自分で実践。それまでは月2万越えの

治療代を5千円台に落とし、時間はかかりましたが「ほぼ」除菌でございます。

ほぼというのは警戒を怠らないということ。

 

治療が一段落して、便秘は改善。

しかし体調としてまだ完璧と感じられず、他に問題がありそうです。

手に入れたのは、術後悩まされていた湿疹が綺麗に治り、何か皮膚の上に一枚コーティングが

できた感じです。

そして大事なのは集中力。明らかに頭は冴える。

 

これから今度はデトックスです。

体に蓄積した水銀やら何やら取り除きに行かないと。

 

体と相談し自らを治す。

食べ物であれサプリであれ、誰でもその気なら手に入るもので

出来るだけ治していきたいと思います。

このカンジダ症。

人ごとではないのです。

私のように手術した人、抗生剤を何度も服用した人、口腔カンジダ症や腟カンジダ症と言われた人、

甘いものやこってりしたものやめられず肥満体型でアレルギーのある人。

加工品ばかり食べている人。

皆要注意です。

本当に、腸内細菌が食の嗜好を左右するんです。

反対に言えば、「これを食べるってことは、これが大好きな生物が育つ農場になる。」

そういうことです。

皆さんに豊かな農園を持っていただきたいと思います。

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