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「からだ」のブログ

第21回『マグネシウム』

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私たちはこんなに豊富な食材の中に暮らしながら栄養失調です。

今回はその第一回。マグネシウムをご説明しましょう。

 

マグネシウムほど実は生体の反応に大事なミネラルはございません。

325以上の酵素反応の補助因子として働き、DNA合成・神経活動・筋肉血管・血圧のコントロールに関与しています。

マグネシウムは60%が骨に、40%が筋肉や軟部組織に・1%が細胞外液に存在しています。マグネシウムの濃度が一番高いのは、実は骨ではなく心臓と脳なので神経系や循環器系の病気の方は特にマグネシウムを気にする必要があります。

ATPというのは我々のエネルギー源となるリン酸で、これを食べ物から生成し生きているわけですが、ATPをガソリンに例えると、マグネシウムは潤滑油ということになります。

近年問題になっているのはこのマグネシウムが大変取りづらい食生活になっていることです。

まず食物に含まれるミネラル不足や我々の食事が野菜不足となりミネラル豊富なものを取らなくなっていることがあげられます。

またこういった無機物は胃での吸収が悪い事、胃酸によってキレート化されて体に入るのですが、制酸剤を飲んでいる人が大変多く、ここでも吸収障害が起こります。

他にも、血液検査では動態がわからないこと、ストレスで消費されることなどから、アメリカでは8割がマグネシウム不足と言われており、日本もうかうかしていられないのではと思います。

 

検査でかろうじて推測できるのはALP(180以下)や胃酸マーカーのペプシノーゲン(40以下)でこれらの値が低い人は積極的にマグネシウムをとった方が良いかもしれません。

さて、マグネシウムが少ないとどのような症状が出るかというと、

筋肉の緊張を緩める作用があるため、それがないということは、

1高血圧

血管が収縮しっぱなしになるため。

2こむら返り

3偏頭痛

これも血管の病気ですから

4気管支喘息

気管支の平滑筋か緊張しちゃうね

5線維筋痛症

6骨粗鬆症

骨に多く存在し、骨芽細胞は破骨細胞の活性化に影響

72型糖尿病

マグネシウム欠乏がインスリン分泌とインスリン活性を低下

8便秘

消化管が緊張

9不眠不安

抑制系の神経伝達物質GABAの機能に不可欠

 

ねえ、マグネシウム取りたくなってきたでしょう?

 

じゃあ、何にマグネシウムはよく含まれているの?

1ほうれん草

2黒豆・緑豆

3アーモンド

4カシューナッツ

5しらす干し

6じゃがいも

7アボガド

8納豆

9あさり

10油揚げ

てなところです。

 

皆さんに身近なのはにがり。

あの苦味がマグネシウム。

ご飯を炊く時や、飲み物に数滴入れると健康にいいです。

またエプソムソルトという入浴剤もとてもいいと思います。

無臭で皮膚から吸収され、とても温まり、またリラックス効果があります。

他にはサプリメントもいいでしょう。

様々な形で販売されていますが、塩化マグネシウムがおすすめです。

体重当たり6ミリグラム程度の摂取を毎日お勧めいたします。

ただし、腎臓の悪い方の摂取は要注意です。

 

現代人はミネラル不足。

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