精神科・内科・漢方内科クリニック

佐瀬医院

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こころの学校

ここでは、こころやからだについて、院長が毎月メッセージを送ります。

第11回『自分と思っているもの』

こころの学校 

「自分」ってなんでしょう。
今そこにいるまさにそのあなた、それが「自分」?
いえいえ、そこにいるのは「自分と思っているもの」です。
本当のあなたでも、本当のあなたのなりたいものでもありません。
それについて説明しましょう。
 
みなさん、実にたくさんの思い込みを抱えて生きています。
「私はなんの取り柄もない。」
「私を誰だと思っているんだ。」
「失ったらおしまいだ。」
「結婚してないのは恥ずかしい。」
「私って、変に違いない。」
「仕事は苦しいものだ。」
「バレたら生きていけない。」
「誰も助けてくれない。」
「あの人のせいで、自分の人生台無しだ。」などなどなどなど。
 
人生を航海する上で、役にたつと思うものは手に入れ、いらないものは捨ててきたはずですが、
まるで船体に付くフジツボのように自分のこころにこびりつき、
かえって自分を不幸にしている考え方です。
 
みなさんは、「いや、これが俺だ。」「これが私だ。」と言いますが、それはフジツボです。
裸の王様のように、はたから見ると恥ずかしい思い込みでも本人は気づきません。
「その考えはおやめになったら。」など言おうものなら、
「私の何がわかるんだ!」と怒鳴られるかもしれません。
「これが私ですから、結構です。」と立ち去るかもしれません。
でも、それがフジツボです。
実はあなたではありません。
 
フジツボとあなたの考えとの違いは、「試しにそれをやめられるか。」
やってみてください。
例えば世の中で、「社長」とか「教授」と呼ばれる方は、是非トイレ掃除をしてみてください。
社長も教授も二十四時間やっているわけではありません。
ただ人となった時、「一生お世話になるところだもの、たまには掃除をしてみよう。」
こう思えれば素晴らしいことです。
「なぜ私が。」そう湧き上がるなら、もうフジツボがついています。
こそげ落とさないと、いつかあなたの船を沈めます。
 
例えば今日一日、自分に出会う人誰にでも優しくしようと思って生きてみます。
例えばその次の一日、自分に出会う人誰にでも感謝しようと思って生きてみます。
そう思って出来なければ、あなたは何かの考えに囚われ、舵がうまくきいてないという
ことになります。
 
そうやって一つ一つ、確かめながら、いつでもその状況にあった、自分らしい考え方を
選んで行きます。
そうすると、病気になっても、仕事がなくても、大金持ちになっても、その時にふさわしい
生き方で航海できます。
「今日はどんな考えで生きようか。」
なんか、ワクワクしませんか。
 
どの一日も、新しく始まるんです。

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