精神科・内科・漢方内科クリニック

佐瀬医院

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こころの学校

ここでは、こころやからだについて、院長が毎月メッセージを送ります。

第16回 『こころの舵をにぎる』

こころの学校 

自分のこころは、自分のものです。

間違いないですよね。

絶対、間違いないですよね。

自分の幸せは自分だけが知っています。

これはどうですか?

言い過ぎですか?

100歩譲って、自分の幸せは自分が一番よく知っています。

これでどうでしょう。

 

人生という航路で、こころはどういう道に進みたいかどうなりたいのか決める大事な舵です。

ですから自分のこころの舵をしっかり握って、上手に航海する必要があります。

この船は自分のもので、どこに行きたいかは自分が一番よく知っている。

このことを、ゆめゆめ疑ってはいけません。

でないとあっという間に転覆です。

 

自分のこころの舵をにぎるどころか、手を離してしまい、

そのことに気づかず怯えている人がいます。

「どうなるんだろう。」

「なっちゃたら、どうしよう。」

これが、口癖です。

舵から手を離してしまっているので、何もできません。

大時化が来ても、マストが折れても、「どうなるんだろう。」

では何もできません。

乗り切るすべは「どうするんだろう。」です。

大時化が来たら、こうする。

マストが折れたら、こうする。

「その時できる最善をする。」んです。

 

何が最善かは、あなたの船であなたの幸せですからあなたが決めます。

あとになって、失敗と思えるようなことでも関係ありません。

その瞬間瞬間の最善を尽くすだけで、後から違う考えが浮かべば、またその時の最善を

尽くせばいいだけです。

なのに、後悔するのが怖いから、人に非難されるのは怖いから舵ごと心ごと人に預ける人がいます。

「どうしたらいいの。」

これが口癖です。

一見うまくいくかもしれません。

でも、気がついてみたら、自分の幸せではなく、相手の幸せの航路だったり、

相手がいなくなった途端転覆してしまいます。

これ以上ない自分のものを相手に預けてしまって、一体何が残るのでしょう。

 

自分の心の舵をしっかりと握る。

そのことに誇りを持つ。

本当はそれだけです。

あとはしたいように舵を切ってみればいいんです。

なのに、船長の誇りを捨ててしまった人がいます。

「どうでもいい。」

「こんな船、価値がない。」

船長が船を捨てて何をするんです。

カヌーだろうと豪華客船だろうと構わないんです。

「私」という、世界にたったひとつの船です。

それ以上に価値あるものがあるでしょうか。

 

舵を手放すのが、人に預けるのが、見捨てるのが最善と思っているんだからいいじゃないの。

その通りです。

ならばそれを味わい尽くしてください。

それが悪いということでは全くありません。

ただ、ほんの少し航海を楽にするための、不安や恐れに苛まれずこころの航海をする、

味わい尽くした人みんなからのこれは老婆心です。

 

時々は空を見上げて、自分のこころがどこにあるのか耳を傾けていただければと思います。

 

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