精神科・内科・漢方内科クリニック

佐瀬医院

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こころの学校

ここでは、こころやからだについて、院長が毎月メッセージを送ります。

第19回『人の宿題を取らない』

こころの学校 

子供や孫が宿題持ってきて、なかなか解らなくてウンウン唸ってたり、間違ったり、サボったり、

訊いてきたりした時、皆さんどうなさいますか?

教えてやる?

代わりにやってやる?

やってみたら自分も巻き込まれてウンウン唸っちゃう?

出した人に文句言う?

怒鳴ってやらせる?

無視する?

 

さて、妥当なラインは、「本人が今後自分で解けるように、教えてやる。」

てなところでしょうか。

間違っても、代わりにやってやっちゃいけないこと。

それではいつまでたっても、その子はその問題が解けるようにならないことは分かりますよね。

ところが、こと人生になると、人の宿題を勝手に取ったり、やったり、文句言ったり、

取った後で自分で解けなくてウンウン唸って病気になったり・・

心当たりはないですか?

 

典型的な例は、子供の離婚問題なんかでしょうか。

『息子が、離婚しそうだ。』

これは、明らかに息子本人の解くべき人生の課題です。

なのに、さあ大変。どっちが悪いんだとか、かわいそうだとか、あっちの家もおかしいとか、

決めつけたり、首突っ込んだり、息子を叱ったり、相手をなじったり。

離婚した方が幸せか、しない方が幸せかは、すべて彼の決めることで、親の人生じゃありません。

先の例で言えば、「今後本人が自分で解決して、それを幸せと思えるようにアドバイスしてやる。」

これが妥当なラインです。

ところが、問題横取りしちゃって、向こうの家に口出ししたりして、おかげで代理戦争なんてこと

も珍しくありません。

自分もうまく解けない人に限って、横取りしちゃたりします。

 

何も手助けしないわけではないのです。

子供の就職や孫の受験。借金や病気。何を手助けするにしろ、それはそうすることでその子が成長

するのか成長を阻害するのか、よくよく見極めてください。

 

楽なことが幸せでも、苦労が不幸せでもありません。

あなたにとって失敗なことが、その子にとって失敗かは全く別の問題です。

もしくは、失敗は学びであり成長だと言い切っても良いでしょう。

 

それをわからず、その子のためと称して自分のために宿題取っちゃって、

くちゃくちゃにして返すなんてことをしていませんか?

 

もしかして心当たりがあるという方がいらっしゃいましたら申し上げます。

周りばっかりキョロキョロしてないで、しっかり自分の問題見つめましょう。

 

分かっていても、やっちゃう自分と向き合うことが、あなたの宿題です。

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