精神科・内科・漢方内科クリニック

佐瀬医院

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ブログ「こころの学校」

ここでは、こころやからだについて、院長が毎月メッセージを送ります。

NEW!第22回『身をもって知る』

ブログ「こころの学校」 

以前、腸内細菌について「私の報告」をいたしました。

10日間の完全菜食後、野菜や果物、発酵食品主体の食事に切り替え、

半年程度で6キロ体重減量し食の嗜好も変わり、無駄に食べず、

体に必要のないものを取らなくなったと報告したのです。

私の腸は自分的には結構バッチリでした。

それでも、当時の腸内フローラ検査ではB判定。

(腸内細菌の多様性が高いのがAで、多様性に乏しく貧困がE。平均はCだそうです。)

 

その後、私は顎の手術をいたしました。

 

西洋医学的に「手術をする」と言うことは、感染予防のために抗生物質を使うと言うことです。

特に口腔にかかった手術の場合は、創部を無菌には決して出来ないため必須といえます。

術後3日間抗生物資の点滴が私の体に入ります。

そして3日目に激しい下痢。

「あー、私のお仲間たちがみんな流されて行くー。」

悲哀とともに、そう思いました。

 

でも、手術をすれば多かれ少なかれ腸内細菌を失うことは予想していたし、

「もしそうなったらどうなるんだろう。どれほど私の体に影響を及ぼすんだろう。」

と、一抹の興味を持って覚悟をしていたことでした。

 

そして術後1ヶ月。

私の腸は、全く変わってしまいました。

まず、すさまじい便秘。

全く便意が無くなってしまいました。

お腹がパンパンでも何も感じない。

腸に住んでいた職人たちが誰も居なくなって、荷物だけが詰め込まれて行く・・

そんな感じです。

 

そして、それより恐ろしいのは、また、食べたいのです。

以前の野菜中心の食事ではもの足りず、何か探してしまうのです。

私は8年前にも大手術をしており、その時も大量の抗生物質を服用したのですが、

その時は気が付きませんでした。

今回ははっきりわかります。

きっと、8年前はそもそも腸内細菌が貧困なのでわからなかったのです。

腸内細菌のことなんて毛ほども気にしない食生活をしていたのですから。

 

今は、「これかー。これが腸内細菌という仲間を失った感覚かー。」という感じです。

イライラする。

何か食べてると満足する。

お腹がいっぱいなのに、まだ脳が食べたいという。

甘いものを欲しがる。

見ると食べたくなる。

 

手術前は見向きもしなかったのに、今は口に運ぶ。

太りそうです。

 

でも、わかりました。

どれほど腸内細菌が大事か。

どれほど抗生物質が、ひいては農薬や、防腐剤が怖いか。

健康オタクみたいにあれも怖いこれも怖いと叫びたくはないですが、

きっと健康を手に入れないと、不健康がわからないのです。

 

ムムムムー。

見てなさいよー。

今度は絶対Aを目指します。

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